主権者である私たちがのぞむのは、問題の解明、深い思考、国民的議論の浸透、そして相互信頼に支えられた百年の計の構築です

12月4日から参議院の審議が終わるまで、日本中、イエローで連帯しましょう

いろいろな行動や集会にもイエローを身に着けて参加しよう

 

20061127

教育基本法「改正」情報センター

 

 

 教育基本法「改正」案が11月16日に衆議院を通過しました。普遍的な理念を掲げた現行法を何故変更するのかの明確な説明もなく、タウン・ミーティングでのやらせ質問や必修単位未履修など審議過程で浮上してきた重要な問題が解明されることもないまま、与党単独で採決されたのです。参議院での審議に残された時間はわずか一月たらず。
 その時間で、人びとの信頼を得ることができるような広く、深い審議ができるのでしょうか。政府与党は12月15日会期末の今国会での法案成立を目指す姿勢を変えてはいません。

 憲法に準じるとされる教育基本法の変更がこのように拙速に行われてよいのでしょうか?現行教基法に基づいて、子どもと教師、親と教師、住民と教師、そして教師同士の信頼を深めながら教育を進めることが百年の計を築き上げることになるのでは?多くの人が抱いているこの思いを、12月4日(月)から参議院での法案審議が終了するまで、表現し、皆さんで連帯しませんか。

 参加は、簡単です。「拙速な審議は許さない」という思いを共有される方は、どなたも、どこでも、参加できます。何か黄色のものを身の周りにおくこと。これで私たちの気持ちを表現しましょう。サッカーのイエローカードは警告の色です。一方、『幸福の黄色いハンカチ』という映画にもあるようにイエローは人々を結びつけます。警告と連帯の意をこめて黄色いシャツやジャケットを着ましょう。黄色いリボンをつけてもけっこう、黄色いアクセサリーやペンを胸ポケットにつけてもよいのです。どこにでもある黄色い付箋紙をそっと衣服や、手帳などにつけるのも立派な表現です。黄色い絆創膏を手に巻くのもよいかもしれません。職場や事務所の扉、棚、机、あらゆるところが現場になります。アイデアは皆さん次第です。

 

 皆さんが用意した黄色いものだけを携帯電話でけっこうですから写真にとり、団体名でも個人名でも構いません、指定するアドレスにお名前といっしょに送ってください。送付専用フォームは124日から開設します。そして、第一次の集約日を128()にします。

 参加した人数、おこなった日時も教えてください。一言メッセージを添えていただければ最高です。写真は苦手という方はメッセージだけでも結構です。皆さんから送っていただいた写真やメッセージ、お名前、参加人数を私たちはホームページ上にできるだけ早く掲載します。私たちは、「12月のイエローは、拙速な教育基本法改正への警告の意志表示である」ということをあらゆるメディアを使って宣伝したいと思います。

 まず、参加してみようという人は、このURLにアクセスし登録してください(http://www.fleic.dyndns.org/cgi-bin/y-solidarity.cgi)。皆さんからの登録が、もっと多くの人の参加をうながすでしょう。そして、12月4日から参議院での法案審議終了まで、是非、黄色いものを身の周りに置いてください。これから開催される大きな集会や行動にも、黄色のものを身につけて参加して、会場を黄色で埋め尽くしませんか。

 

 それらのイベントは新聞やテレビも大きく報じないかも知れません。そこで私たちは、私達自身によるネット中継も計画しています。遠い人、忙しくていけない人は、ネット中継を見て下さい。そして、それに連帯の気持ちをイエローで表現し、私たちに送ってください。「やりました」という皆さんの報告が、全国の仲間に伝わり、大きな流れを作り、やがては国会を動かすことができるかもしれません。

 12月11日、私たちは、名簿と皆さんのメッセージを持って国会や報道機関に訴えます。人びとをつなぐイエローに思いを託しませんか。1人でも多くの皆さんの参加をお待ちしております。

 

 

職場で実行する場合の注意!

 なお、職場でイエローの意思表示する場合に注意すべきことについて、弁護士から以下のアドバイスをもらいました。

職場の中では、既製品である物品を通常の利用方法で利用してイエローの意思を表示することにし、特別に黄色いリボン等を作製しての意思表示はしない方がいい」