2580振興基本計画の対象

 

 

164国会 衆特別委 第4回(526日)

○稲田委員 実際にはどのような内容が基本計画に盛り込まれる予定でしょうか。副大臣にお伺いいたします。

○馳副大臣 具体的には中教審でも既に議論はされておりまして、五点ほど、ちょっと読み上げさせていただきます。
 一点目、信頼される学校教育の確立について、二点目、社会的要請が高い職業教育等の充実について、三点目、我が国の知的基盤社会を形成する大学、大学院教育の充実について、四点目、家庭、地域の教育力の向上、家庭、学校、地域社会の連携協力の推進について、五点目、生涯にわたる学び直し、再チャレンジの機会の充実など生涯学習社会の実現についてなど、これを例として中教審においても御議論いただいておりますので、今般の改正の論議も踏まえた上で振興基本計画を策定していくべきであると考えております。

 

 

164国会 衆特別委 第3回(524日)

○小坂国務大臣 …我が国の歴史の中で我が国に貢献してきた偉人や地域に貢献した人々について学んだり、地理について勉強をしたり、世界の中における日本の位置づけ、あるいは世界で活躍する日本人等について学ぶことによりまして、そういった事柄を通じてこの目的を達成していこうということでございますから、この具体的な方法については、基本的には学習指導要領において、今日の学習指導要領と大幅に変更するものではございませんけれども、しかしながら、本法律の成立に伴いましてもう一度各種学習指導要領を精査いたしまして、必要な改正があればそれをやっていこう、こういうことになるわけでございまして、この部分につきましては、教育の推進基本計画の中でまたこれを規定して、そのように学習指導要領も対応していく、このようになると思うわけでございます。

 

 

164国会 衆特別委 第6回(531日)

○小坂国務大臣 …御指摘のような自然体験教育を推進するために、今後の教育振興基本計画の具体的な内容について、そういったこともしっかりと盛り込んで具体的な施策や政策目標について検討を重ね、そして、御指摘のような意見を踏まえた上での策定に努めてまいりたいと存じます。

 

 

164国会 衆特別委 第9回(65日)

○牧委員 そのとおり本当にきちっと教育していただきたいと思いますし、やはり教育基本法にそこら辺のところをきちっと位置づける必要が私はあると思います。
 一つの明確な価値判断をやはりこの教育基本法の中に示していただきたい。そうしなければ、これは、人に迷惑さえかけなければ何をやってもいいのか、あるいは法律に触れなければ何をやってもいいのかという次元と、倫理、道徳というのはやはり違うんだと思います。その価値判断をするための基準というもの、価値判断をするための座標軸というものがなければ、その価値の判断をできないんだと思うんですね。そのために、宗教的な感性、宗教的な情操を、これは特定の宗派だとかいうことではなくて、やはりきちっと教えていくことが私はできるんだと思います。
 昔は、おてんとうさまに顔向けできないとかいう言葉もありました、今は余り使わなくなりましたけれども。まさにそういう感性だと思うんですけれども、大臣、いかが思われますか。

○小坂国務大臣 今回の基本法におきましては、教育の目標として、第二条の一項に「幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、」その後に「豊かな情操と道徳心を培うとともに、」と記述し、また第四項において「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養う」、こう規定しております。
 そしてまた、これらを推進するために、教育振興基本計画というものを第十七条で規定しておりますが、この教育振興基本計画の策定等に当たりまして、今委員が御指摘になったような具体的なもの、指導計画を立てていくということ、そしてそれを受けて、学習指導要領の中でさらに、先ほども申しましたようなところに、委員のような御意見も踏まえながら記述をしていくことになる、このように考えております。