国民新党


トップページへ


日本を変えよう!『夢と希望をもてる国づくり』 第21回参議院議員選挙 わが党の選挙公約

5 規律とモラルを重んじる教育の実現

【健全な青少年の育成】
教育委員会制度を見直し、家庭・学校・地域の連携強化による青少年教育を実施するための施策を展開する。また、教師の権威の回復を図る。
ゆとり教育を抜本的に見直し、人間力を鍛える教育および基礎教育の充実を図る。
今日的な武士道精神や礼節を実践する個人や団体を表彰するため、日本版の「フェアプレー賞」を創設する。

【教育予算の拡充】
先進国並みの教育費を確保するとともに、教員数を大幅に増やし、きめ細かな学校教育を展開する。
所得に応じた奨学金制度の拡充を図るとともに、学力やスポーツに秀でた青少年・学生に支給する奨学金制度を創設する。
障害者・児が保護者および本人の希望で一般の学校・大学で学べるよう、施設・人員の整備を図り、自立支援を強化する。
子育て支援を先行投資に位置づけ、児童手当の大幅な引き上げおよび支給期間の延長を図る。

【時代に見合った道徳教育の充実】
学校教育において、時代に見合った道徳教育を充実し、公共の精神の涵養を図る。
広く伝統文化に接する機会を増やすことにより、国民意識・愛郷心の育成を図る。また、「美しい日本語」の普及に取り組む。

このページの先頭へ


「教育基本法改正案の衆議院通過」についてのコメント
平成18年11月16日

国 民 新 党

本日の衆議院本会議において、教育基本法改正案が与党のみの出席により採決されたことは、はなはだ遺憾であります。教育という、いわば非政治性が求められる分野、かつ「国家百年の大計」にかかわる重要な問題が、「数の論理」のみによって押し通されつつあることに、深い憂慮の念を抱きます。各種世論調査においても、大多数の国民は拙速を避けるべきだとの意思を示しています。

そもそもわが党は、同法の改正そのものには一貫して賛成の立場をとってきました。しかし、大別して以下の3つの理由により、政府与党案に反対してまいりました。

与党内の特別な事情により、「愛国心の涵養」といった基本的な文言・考えが欠落していること
表面を取り繕うだけの改正では根本的な改革につながらないにもかかわらず、今回も幅広い国民の意見を反映させるための修正に与党が一切応じないこと
いわゆる「いじめ問題」や中高等学校の「未履修問題」、さらに一連のタウン・ミーティングにおける「やらせ質問」の問題等が未解決のままであること
また、昨日は、わが党所属議員に対し、議員の身分保障と同改正案の衆議院通過への協力を絡めた、「談合申入れ」ともいえる発言が農林水産副大臣からあったことは、わが党に対する政府与党の不当な介入であり、見過ごすことはできません。

与党が態度を改めることなく、参議院においても「数の論理」で一方的に同改正案を押し通そうとするのであれば、わが党は他の野党各党とも連携して、全力で今国会での廃案を目指し、次期国会で国民の納得する内容・手続きで成立を図りたいと考えます。

このページの先頭へ


青少年に「やらせ」を教えるのか

与党は教育基本法改正案を、是が非でも今国会で成立させたいようだ。慎重審議を求める野党の反対を押し切って15日に強引に委員会採決を行い、16日の本会議で与党単独で衆議院を通過させてしまった。だが、「ちょっと待てよ」と思う国民はすこぶる多い。教育基本法を改正しなければならないことに異議のある者は少ない。しかし、「国家百年の大計」に関わる重要な政策だからこそ、慎重に進めなければならない。結論ありきの審議は、どう考えてみても、おかしい。小手先の「改革」だけが行われ、根本問題がなおざりにされることも強く危惧される▲もともと同改正案は、小泉内閣によって提出されたものだ。内閣が代わったのなら、本来は提出し直すのが筋だった。安倍首相は前内閣の「置き土産」に何の異存もないのだろうか。いや、そうではあるまい。公明党・創価学会に「特段の配慮」をした内容だからこそ、もはや一言一句、変えることはできないのだ。衆議院で300議席を有する自民党が、1つの宗教団体に振り回される姿は、悲劇を超えて喜劇に近い。耳を澄ませば、教祖様の高笑いが聞こえてこよう▲タウン・ミーティングでの「やらせ質問」も大きな問題である。「広く国民の意見を聞くため」と銘打たれた会合は、実は政府の「宣伝の場」にすぎなかったようだ。それも1回や2回ではない。これでは北朝鮮政府も顔負けだ。与党は「十分に議論を行ってきた」というが、「自公の妥協」と「やらせ」に満ち溢れたプロセスは、出来レースに等しい。茶番劇を数の力で正当化することは、断じて許されまい▲前内閣の「置き土産」といえば、自民党離党組の復党問題も然りである。来年の参院選に危機感を募らせているから、戻ってきてもらいたいらしい。反発する新人議員たちに小泉前首相は「政治家は使い捨て」と言い切ったそうだ。だが、異議を唱える者に「刺客」を放つ、タウン・ミーティングで「やらせ質問」をさせる、そして人間をいとも簡単に使い捨てる政治は、青少年の目にどのように映るのか。内容はもちろんのこと、プロセスやタイミングから見ても、今国会での教育基本法改正は見送るべきではないか。

コラム(国民新党HP) 2006年11月15日

このページの先頭へ


トップページへ